神農本草経
「神農本草経」は作者不詳で、後漢から三国時代(2~3世紀)に成立した最古の薬物学書です。薬物は365種あり、植物252、動物67、鉱物46に分類され、大多数は効能が確かである。胃腸内の腫瘤を破るなどの医療作用があるとした。下薬(下品)健康回復の治療薬で、病気を治す。毒が多いので長期にわたる服用はよくない。ヒヨス・レンギョウ・トリカブト・トウダイグサ・シラン・カラスビシャク・ヤマゴボウ・モモ・ケイトウ・ヒオウギ・ウツボグサ・キササゲなど 中薬(中品)体力を養う滋養強壮、病気を予防し虚弱な体を強くする。使い方次第で毒にもなるので注意が必要。クズ・ノウゼンカズラ・ホオズキ・コガネバナ・シオン・ムラサキ・シャクヤク・ダイダイ・マオウ・アケビ・センキュウ・ゴミシ・ウメ・トウキ・サンシュユ・クララ・クワ・クチナシ・キハダ・アミガサユリ 上薬(上品)生命を養う養生薬、体を軽くして元気を増す、不老長寿の作用。無毒なので長期間服用してもよい ガマ・オケラ・ハトムギ・オオハス・ミシマサイコ・モッコウ・ノコギリソウ・ジャノヒゲ・モクレン・オニノヤガラ・エンジュ・ジオウバコ・カンゾウ・アイ・ハマゴウ・フジバカマ・マツ・ゴマ・ニッケイ・ハス・ミシマサイコ・モッコウ・ノコギリソウ・ジャノヒゲ・モクレン・オニノヤガラ・エンジュ・ジオウジオウ・クコ・ミカン・キク・ニンジン